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Bon Voyage 2003,12,2

bonv 原題:Bon Voyage
邦題:ボン・ボヤージュ
時間:114分
公開:2004
製作年度:2002年
製作国:フランス
配給:アスミック・エース
監督:ジャン=ポール・ラプノー
脚本:パトリック・モディアーノ
製作:ローラン・ペタン、ミシェル・ペタン
出演:イザベル・アジャーニ、ジェラール・ドパルデュー、ヴィルジニ・ルドワイヤン、イヴァン・アタル、グレゴリ・デランジェル、ピーター・コヨーテ

イザベル・アジャーニは妖怪。公称1955年生まれというから、けっこうな年令になっているはずなのに、この異様な若さはなんだろう。小説家志望の青年のマドンナ役が完璧にできている。それなりのスター女優の役柄だけど、映画内の設定だと、絶対実年令からは20年ちかく離れているのでは。イザベルに驚いていてばかりいられないんで、映画。この映画も妖怪。21世紀になっても、なんでこんな60年代風なディレクションの映画を作ってしまうのだろう。で、それがまた新鮮で、アップテンポな最近の映画へのアンチテーゼになってる。「エデンの彼方へ」もそうだったけど、古風なクラシックなオーソドックスな、スピード感主義を排除した、ドラマを魅せる映画作りって、流行?ごく一部の作り手の間で。フランス陥落の第二次世界大戦の時代を舞台にした、基本は恋愛ドラマだけど、レジスタンスの誕生やドゴール政権の亡命や、踊る会議の崩壊前夜のフランス議会や、ついでにちょっぴりユダヤ人問題やら、アメリカの核開発の秘話やら、想像というか、要素がたっぷりつまって最高。視点がいっぱいあって、それは観客にゆだねられて、どこでも好きに解釈して楽しんでねっていうフルコース。沢山いる重要キャラクターのそれぞれが、それぞれに関わりあって、その整理(脚本的にも監督演出的にも)が大変そうなのに、なんとか崩壊しないで映画を仕上げている。多分、列車内の尼僧のシーンはラストあたりでオチになるように作られていたのだろうけど、観た作品では多分エピソードはカットされていると思う。2時間以内に納めるためかな。DVDとかでディレクターズカットが出れば、列車内のエピソードは復活するかもしれないな。絶賛する映画じゃないけど、あんまり期待しないで観にいって、意外と掘り出し物でうれしくなってしまうタイプの映画ね。気になるのは、主人公の小説を読んでた老人の正体。あれだけネタ風に老人が読んでいるシーンを出していながら、小説原稿についての決着がついていないのが心残り。

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