下妻物語 2004,3,16
邦題:下妻物語
原作:嶽本 野ばら「下妻物語」
時間:102分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:中島哲也
脚本:中島哲也
企画:宮下昌幸、濱名一哉
製作:大里洋吉、近藤邦勝
製作:アミューズ、東京放送、小学館、東宝、エフエム東京、ホリプロ、博報堂DYメディアパートナーズ、パルコ、小椋事務所
出演:深田恭子、宮迫博之、阿部サダヲ、小池栄子、荒川良々、本田博太郎、土屋アンナ、篠原涼子、岡田義徳、矢沢 心、生瀬勝久、樹木希林
けっこう面白かった。かっちょいいくらいにダサイ映画。原作者がカルトな人だったりというのを割り引いても「映画」という娯楽作品としては「けっこういい」部類に入ってる。モモが空へ舞い上がるイメージの時の表情がいい。監督の勝利ね。そこここに監督の主張が破綻なく治まっている。ついていける程度の堕落具合っていうか、イチコもモモも<演じられている>キャラクタなのに、充分生きている。無能な模倣者がこういった映画を志向すると、破綻以前に観客を置いてけぼりにした、空疎な自己満足に付き合わされることになるけど、この映画は大丈夫。監督が有能なんだろうな、きっと。バカバカしいくらいに計算ずくでダサさを強調していることが、逆にスタイリッシュで、その綱渡りさ加減が心地いい。モモの啖呵も頑張ってるしね、岩下志麻の極妻には1000年負けてるけど、岩下志麻にはモモの啖呵の拙さは出来ないって思う。イチコには賞をあげたいくらいだし、年末とかちょっとからむかも、っていうくらいに体当たりで注目に値。
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コメント
こんにちわ。以前コメントかいてもらって、どうもありがとございました。そのお返事にやってまいりました。
いっぱい映画見てらっしゃいますね♪ええなぁ。
「嫌われ松子の一生」ていう映画のこと、私ぜんぜんしらなくて、コメント書いてもらって初めて知ったんですよ。
下妻面白かったし、チェックしなくちゃ。
投稿: laundry | 2005.12.19 17:28