ハウルの動く城 2004,10,15
邦題:ハウルの動く城
時間:119分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
音楽:久石譲
製作:鈴木達男
出演:木村拓哉 、倍賞千恵子 、美輪明宏
顔が違う。そればっかり気になってしまう。老婆にされたソフィー顔。アップの描きこみと、全身ショットの時と顔が違いすぎる。全身ショットの雑さ加減は致命的。90歳っていうしわくちゃな老婆が、全身ショットだとせいぜい40歳くらいの中年女性な姿にしか描けてない。アニメーターがすっごくレベル低い人なのか。それとも、ストーリー上の狙いなのか。でも、ストーリー上に狙って、実年齢のソフィーに戻るシーンは「意味をもって」存在しているから、それとは別で、アップから引きになっていきなり年齢が若返るっていうのは、やっぱりアニメーターの質の悪さなんだろうなって思う。これって映画の根本を壊してしまってる。ストーリーも、何を描きたいかのテーマが希薄で、ハウルの心を取り戻すっていう本筋が曖昧なままで時間が経っていく。ソフィーの何事にも動じないキャラクターはいいんだけど、テーマのどこに寄与していくのか曖昧。戦争も反対っていうか「いかがなものか」な扱いなんだけど、戦争発生の意味が不明。反対するための「戦争」っていう道具みたいな表現にしかなっていない。映画の全てが曖昧で、何を観客に伝えたいかが全然わからない。わたしがバカだからなのかもしれないけど。でも盲目的に「宮崎アニメ」っていうジャンルを信奉する「世の中」は、きっと誉めるんだろうなぁ。ありゃりゃ「やっちゃいましたぁ」って決して言えないだろうし、これが「面白がって感動できないのはヘン」ていう風潮ができてくるっていうか、ファッショ的に強要されるんだろうなぁ、この冬は。でもわたしは、この映画については「王様は裸だ!」って叫ぶ勇気を持ちたいな。「ハウルの動く城」って「わけわかんなくて、全然おもしろくない。ベネチア映画祭で無視されたの、良くわかるわ!」ってね。
時間:119分
公開:2004
製作年度:2004
製作国:日本
配給:東宝
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
音楽:久石譲
製作:鈴木達男
出演:木村拓哉 、倍賞千恵子 、美輪明宏
顔が違う。そればっかり気になってしまう。老婆にされたソフィー顔。アップの描きこみと、全身ショットの時と顔が違いすぎる。全身ショットの雑さ加減は致命的。90歳っていうしわくちゃな老婆が、全身ショットだとせいぜい40歳くらいの中年女性な姿にしか描けてない。アニメーターがすっごくレベル低い人なのか。それとも、ストーリー上の狙いなのか。でも、ストーリー上に狙って、実年齢のソフィーに戻るシーンは「意味をもって」存在しているから、それとは別で、アップから引きになっていきなり年齢が若返るっていうのは、やっぱりアニメーターの質の悪さなんだろうなって思う。これって映画の根本を壊してしまってる。ストーリーも、何を描きたいかのテーマが希薄で、ハウルの心を取り戻すっていう本筋が曖昧なままで時間が経っていく。ソフィーの何事にも動じないキャラクターはいいんだけど、テーマのどこに寄与していくのか曖昧。戦争も反対っていうか「いかがなものか」な扱いなんだけど、戦争発生の意味が不明。反対するための「戦争」っていう道具みたいな表現にしかなっていない。映画の全てが曖昧で、何を観客に伝えたいかが全然わからない。わたしがバカだからなのかもしれないけど。でも盲目的に「宮崎アニメ」っていうジャンルを信奉する「世の中」は、きっと誉めるんだろうなぁ。ありゃりゃ「やっちゃいましたぁ」って決して言えないだろうし、これが「面白がって感動できないのはヘン」ていう風潮ができてくるっていうか、ファッショ的に強要されるんだろうなぁ、この冬は。でもわたしは、この映画については「王様は裸だ!」って叫ぶ勇気を持ちたいな。「ハウルの動く城」って「わけわかんなくて、全然おもしろくない。ベネチア映画祭で無視されたの、良くわかるわ!」ってね。
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