エレファント 2003,10,7
邦題:エレファント
監督:ガス・ヴァン・サント
脚本:ガス・ヴァン・サント
出演:
製作:ダニー・ウォルフ、ダイアン・キートン
配給:エレファントピクチャー、東京テアトル 2003米
かなりの傑作。「ボーリング・フォー・コロンバイン」で描かれた、ハイスクール乱射無差別殺人事件を題材にしたフィクション。さまざまなハイスクールの生徒たちを描きながら、時制をあるカタストロフィとなる一点に収束させていく手法が、このテーマを表現するのに最も効果的である。終末に向けての淡々とした<日常=いつもと変らぬ退屈な日々>が突如崩壊する特異点になると、そこに潜められていた狂気が顔を出す。それは暴力的に破壊的な狂気。普通の高校生の恋愛や趣味やダイエットの日常風景のスケッチが、底知れぬ恐怖を伴って描かれて行く。ラストの救いのないシーンでのカットアウトもその鑑賞後感の「澱になる恐怖」を倍加させる。
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