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天使の肌 2003,10,5

tenshi 原題:Peau d'Ange
邦題:天使の肌
監督:ヴァンサン・ペレーズ
脚本:カリーヌ・シラ、ヴァンサン・ペレーズ
出演:モルガン・モレ、ギヨーム・ドパルデュー、ドミニク・ブラン
配給:アスミック・エース 2002フランス

 うわさ通り、遠藤周作の「私が・棄てた・女」だった。前段部分はいろいろアレンジを加えていたけど、中盤からは完全にオリジナリティを発揮するのを断念して、忠実なる映画化を目指したみたいな中途半端な作品。しかも、原作(とはこの映画は言ってないが)にある遠藤流のキリスト教的な「希求・救い・犠牲・諦観」という本質が全く無視されたものになってる。いいのか、こんなんで?。特にハンセン氏病院の部分を刑務所に変えることにより、尼僧院に入るヒロインの「自己犠牲と清廉なる心」への説得力がゼロになってしまっている。まあ、遠藤原作にインスパイアされて作ったはいいけど、脚本レベルでオリジナルであろうと(原作料とか払いたくなかったのか?)こねくりまわして、完成度の低い、つじつまの合いきってないシナリオのまま撮入して、気がついたら出来ちゃった、って映画。役者として、会社を儲けさせたのだから、ちょっと道楽させてよ、っていう「趣味」にお付き合いさせられてるわけ。

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