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我等の生涯の最良の年 2005,3,20

warera 原題:The Best Years of Our Lives
邦題:我等の生涯の最良の年
時間:170分
公開:
製作年度:1946
製作国:
配給:
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ロバート・E・シャーウッド
原作:マッキンレー・カンタ
音楽:ヒューゴ・フリードホーファー
製作:サミュエル・ゴールドウィン
出演:マーナ・ロイ フレドリック・マーチ テレサ・ライト ダナ・アンドリュース ヴァージニア・メイヨ

3時間ちかい3組の帰還兵たちのドラマ。アメリカは、ハリウッドは、こういった形で太平洋戦争を総括しているんだなって思った。帰るべき平和な家庭があった「戦後」は希望がある時代だったのね。戦争のトラウマでうなされる空軍の爆撃手や、帰還した夜、平和であることに耐えられず妻娘と羽目をはずして飲み明かすエリート銀行員や、両手を失った若者、それぞれの「傷」が癒されながら、アメリカの再生への強さと決意を表現するの。アカデミー賞を、この年に受賞したのは、そんな背景もあるからだろうなって思う。ラスト間際に、数百の解体を待つ飛行機の間を歩くシーンがあったけど、やっぱり物量からいって、勝てる戦争じゃなかったのねって強く思う。アメリカは、その後の戦争では、兵士たちを癒すことなんかできない病んだ国になってしまった。ベトナムやアフガンや多分イラクでも、兵士たちが帰る「楽園」はもう、無いのかもしれない。

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