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ビッグフィッシュ 2004,3,1

bigfish 原題:BIG FISH
邦題:ビッグフィッシュ
時間:125分
公開:2004
製作年度:2003
製作国:アメリカ
配給:SPE
監督:ティム・バートン
原作:ダニエル・ウォレス
脚色:ジョン・オーガスト
製作:ブルース・コーエン、ダン・ジンクス
出演:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ビリー・クラダップ、ジェシカ・ラング、ダニー・デビート、アリソン・ローマン

アカデミー賞外国映画賞をゲットした「みなさん、さようなら」と似て非なる映画。長い間、感情のすれ違いから断絶していた父親と息子が、父親の最期に際して心を通わせて親子愛を確認するという大筋が一緒。しかも、ヨーロッパで仕事しているってのも一緒。でも、この映画の息子は結局父親に何もしてやれず、最期まで父親の偉大なイマジネーションのほら話を信じていた事への「恨み言」をぶつぶつと繰り返す、煮え切らない甲斐性なし。「みなさん、さようなら」の金に糸目をつけないで、嫌いな父親に対して、最高の死に際を、財力で仕切っていく割り切った父子関係のほうがステキ。アカデミー賞とるだけの「迫力」があるもの。「ビッグフィッシュ」は所詮、父権を回復していきたいアメリカの無いものねだり。かつては、こういうほら吹き親父が、子供たちの尊敬を集めたのかもしれないけど、現代では夢物語。何の役にも立たないほら話だってことを、映画でも息子は父親を糾弾していくんだけど、最期は、そのほら話に付き合ってしまう「良きアメリカのパパ」を肯定するベクトルが鼻持ちならない。いい映画なんだけど、今なぜこの映画が必要なの?って我に返ってしまう。多分、ぜんぜんいらない映画。この程度の映画で父親の復権は無理だもの。であれば、湯水の如く大金はたいて、父親を幸せに死なせていくことのほうが大事。アルバート・フィニー演じる父親が、七転八倒で苦しんでいる末期癌患者だったら、この長男、どうしてたんだろう。それでも親父のほら話にだまされた少年時代を返せって詰め寄ってたのかな。とてもじゃないけど、ヘロインを病院の目を盗んで投与するだけの根性はなさそう。

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