セレンディピティ 2003,12,28

原題：SERENDIPITY
邦題：セレンディピティ
時間：91分
公開：2002/11/09
製作年度：2001
製作国：アメリカ
配給：東芝、アミューズ、博報堂、テレビ東京
監督：ピーター・チェルソム
脚本：マーク・クライン
製作：サイモン・フィールズ、ピーター・エイブラムス、ロバート・L・レヴィ
出演：ジョン・キューザック、ケイト・ベッキンセール、ジェレミー・ピヴェン、モリー・シャノン、ブリジット・モイナハン 、ジョン・コーベット、ユージン・レヴィ

とっても楽天的なハッピーエンディング・ラブ･ドラマ。こんなの映画みたい、って映画ならではの「無敵な居直り」かもね。日常では、めったにころがってないことが起こしてしまえる「奇跡」が映画の醍醐味だもの。そういう意味では、ろくでもない方向へしか、偶然が転がっていかない現実から、思いっきり逃避できてしまう、っていうことで存在意味がある作品かもしれない。「アンダーワールド」であまりに非現実的にカッコ良かったケイト・ベッキンセールがどんな役柄かなって思って観た作品。虚構の中のスーパーガールとしては、おんなじだったな。じゅうぶん憧れの対象になってる。フィジカルなバイオレンスヒロインだったり、理想的ハッピーエンドヒロインだったり。ただ、本場アメリカが作る恋愛映画としては、小さな輪っかの中で完結してしまってるから、ちょっとお金をかけた単発のテレビドラマくらいの広がりしかなくて、物足りないかも。クリスマス特別企画ドラマ、ってことでフジテレビあたりが、ＳＭＡＰの誰かを主役にして促成栽培するみたいなね。ライトなラブコメってことで、平々凡々。